日本の女性研究者

資源保全学

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前迫 ゆり

 
アバター
研究者氏名前迫 ゆり
 
マエサコ ユリ
eメールmaesakoest.osaka-sandai.ac.jp
URLhttp://www.est.osaka-sandai.ac.jp/~maesako/
所属大阪産業大学
部署デザイン工学部環境理工学科
職名教授
学位学術博士(奈良女子大学), 理学修士(奈良女子大学)
科研費研究者番号90208546

研究分野

 
  • 基礎生物学 / 生態・環境 / 
  • 基礎生物学 / 生物多様性・分類 / 
  • 生物資源保全学 / 生物資源保全学 / 

経歴

 
2007年4月
   
 
大阪産業大学大学院人間環境学研究科教授/人間環境学部教授
 
1989年4月
   
 
奈良教育大学非常勤講師
 
1995年4月
 - 
2016年9月
文学部/文学研究科 奈良女子大学文学部・文学研究科非常勤講師 (隔年開講)
 
2005年4月
   
 
奈良女子大学共生科学研究センター協力研究員
 
2011年4月
   
 
関西大学大学院文学研究科非常勤講師
 

学歴

 
 
 - 
1985年3月
奈良女子大学大学院 人間文化研究科 
 

委員歴

 
2017年4月
 - 
2020年3月
植生学会  企画委員長、運営委員
 
2008年4月
   
 
日本生態学会  地区委員(2008年~)
 
2014年4月
   
 
社叢学会  理事,社叢インストラクター
 
2008年
   
 
関西自然保護機構  運営委員/地域自然史と保全 編集委員長
 
2013年
   
 
紀伊半島研究会  事務局長/副会長
 

受賞

 
2018年7月
日本学術振興会 ひらめきときめきサイエンス推進賞 科研費による研究成果の社会還元/普及事業に継続的にとりくみ,子供たちの科学する心を育み知的好奇心の向上に貢献したことにより授与された。
 
2010年9月
植生学会 植生学会賞 植生学の業績が優れていると認められることにより授与された。
 
2013年10月
高槻市功労表彰
 
2009年11月
奈良市表彰
 
2004年
ネイチャーゲーム指導優秀賞
 

論文

 
若狭湾周辺の照葉樹林における種組成的研究 I.群落分類と序列
日本生態学会誌   40 161-177   1990年
オオミズナギドリの影響下における冠島のタブノキ林の群落構造
日本生態学会誌   35 387-400   1985年
世界遺産春日山照葉樹林のギャップ動態と種組成
社叢学研究(社叢学会)   8 60-70   2010年3月   [査読有り]
春日山原始林における歴史性と文化性を概説した後,近年の春日山照葉樹林の動態について,空中写真のギャップ判読の経年変化によって,明らかにした。さらに,植物社会学的調査による種組成を明らかにし,ギャップとの関係について検討した。
Morphological and population responses to deer grazing for herbaceous species in Nara Park, western Japan Plant Species Biology 24, 145–155.
Ryo SUZUKI, Teiko KATO, Yuri MAESAKO and Akio FURUKAWA
Plant Species Biology   24 145-155   2009年12月   [査読有り]
植食性動物による採食が植物の矮小化を遺伝的に固定していることを検証した植物生態学の研究論文
森とシカの生態学的問題をめぐって
前迫ゆり
関西自然保護機構会誌   31(1) 39-48   2009年6月   [査読有り]
森林生態系とシカをめぐる文化的背景を概説しながら、今後の保全について論説した

Misc

 
Relationship between biodiversiy of lucidophyllus forest and alien tree species enlargedby sika deer in western Japan
MAESAKO,Yuri, NANAMI,Satoshi(Osaka CityUniversity) & KANZAKI, Mamoru (Kyoto Universiy)
ISBDS2010 Interntinal Symposium on Biodivesity Sciences "Genome, Evolution and Environmnt" (Abstracts)   127-128   2010年8月
原生的照葉樹林に設置した実験区のデータか,シカによる生物多様性劣化を明らかにした。
カメラトラップ法による春日山照葉樹林の哺乳類と鳥類
前迫ゆり
大阪産業大学人間環境論集   (9) 79-96   2010年3月   [査読有り]
春日山照葉樹林の哺乳類と鳥類の多様性をみるために,自動撮影装置を1年間設定した。100カメラ日あたりの動物出現頻度を算出した結果,ニホンジカ,イノシシ,タヌキの順に高い値を示した。なかでもニホンジカは83.5%という高い頻度で撮影された。計9種の哺乳類と7種の鳥類が確認され,都市域にある照葉樹林としては,哺乳類の高い多様性を示した。
生態系保全と社叢管理の視点
前迫ゆり
グリーン・エージ(財団法人日本緑化センター)   37(2) 8-12   2010年2月
社叢管理の視点を生態学保全から論じた(解説・依頼原稿)。
琵琶湖西岸流域におけるタブノキ個体群の分布と地域植生
前迫ゆり・藤原崇裕・金子有子(琵琶湖・環境科学研究センター)
大阪産業大学人間環境論集   8((特別号)) 39-55   2009年6月   [査読有り]
滋賀県琵琶湖西岸流域においてタブノキ個体群の分布と植生環境の解析を行った。タブノキ個体群は孤立化と断片化が進行しており,宅地化による改変および竹林の侵入などは大きな阻害要因となっていた。内陸部における滋賀県のタブノキ林は地域生態系としてきわめて重要なものであり,保全が必要であることを示した。
照葉樹林に拡大する外来樹木とシカの関係
前迫ゆり
植生情報(植生学会発行)   13 83-86   2009年6月   [査読有り]

書籍等出版物

 
環境サイエンス入門-人と自然の持続可能な関係を考える
前迫ゆりほか15名(大阪産業大学環境理工学科編 責任編集 前迫ゆり)
学術研究出版   2017年4月   ISBN:978-4-86584-212-8
シカの脅威と森の未来-シカ柵の有効性と限界
前迫ゆり・高槻成紀(編著) (担当:共著, 範囲:編著:pp 93-108 ,pp 221-234,pp 235-237)
文一総合出版   2015年8月   ISBN:978-4-8299-6525-2
北海道から九州までの自然植生を対象に,シカ柵による植生保全の有効性と限界を生態学データから論じた。シカによる植生への影響を明確に評価すると共に,長期的データによる植生の動態とシカの関係性を論じた。(科研費研究出版助成採択)
世界遺産春日山原始林-照葉樹林とシカをめぐる生態と文化
前迫ゆり編著 全10名(多川俊映・東大寺貫首、中東弘・枚岡神社宮司、和田あつむ・京都教育大学名誉教授、山倉拓夫・大阪市立大学名誉教授、名波哲・大阪市立大学、渡辺弘之・京都大学名誉教授、高田将史・奈良女子大学、小船・川瀬・日本野鳥の会奈良支部、伊藤ふくお・昆虫写真家、鈴木亮・筑波大学、鳥居春己・奈良教育大学、立澤史郎・北海道大学 (担当:共編者, 範囲:編集および全3章を単独執筆、1章を共同執筆)
ナカニシヤ出版   2013年3月   ISBN:978-4-7795-0744-1
世界遺産春日山原始林を軸に、森林、地域、人をめぐる生態と文化に光をあて、現代的課題でもある人と自然の共生に応える書
『とりもどせ! 琵琶湖・淀川の原風景』 2-6 琵琶湖が育む照葉樹林:タブノキ林とその保全
西野麻知子編著 前迫ゆり(大阪産業大学),西野麻知子(滋賀県琵琶湖環境科学センター)ほか全17名 (担当:共著, 範囲:琵琶湖が育む照葉樹林 pp.121-132)
サンライズ出版   2009年5月   ISBN:978-4-88325-352-4
滋賀県琵琶湖の地域固有性を照葉樹林タブノキ林について生態学的見地から論述し,現状とその保全について概説した。
世界遺産をシカが喰う シカと森の生態学 第7章 春日山原始林とニホンジカ
文一総合出版   2006年3月   ISBN:4-8299-1190-5
シカの食害により、森林の次世代の実生や稚樹が消えて森林の存続が危ぶまれている問題は日本各地で起こっている重要な環境問題でもある。本章では著者のフィールド研究をもとに、世界文化遺産春日山原始林に言及した。人間文化研究機構・総合地球環境学研究所ライブラリーの一冊。

講演・口頭発表等

 
春日山照葉樹林における不嗜好植物クリンソウの個体群動態
前迫ゆり(大阪産大・環境理工)・古田晴信(大阪市大・理)・名波 哲(大阪市大・理)・鈴木亮(琉球大・理)・石原聡大(大阪産大・生活環境)
植生学会第23回プログラム   2018年10月21日   植生学会
不嗜好植物クリンソウ(絶滅危惧Ⅰ類からⅡ類指定)の生活史とシカの採食シーズン,および2008年から2018年までの長期にわたる個体群動態を調査し,森林動態およびシカの採食圧と個体群動態との関係性を明らかにした。
琵琶湖の竹生島における江戸時代後期のカワウの生息状況変遷
藤井弘章(近大)・○亀田佳代子(琵琶湖博物館)・牧野厚志(熊本大)・前迫ゆり(大阪産大)
日本鳥学会大会   2018年9月15日   日本鳥学会
琵琶湖竹生島のカワウは近年4万羽ともいわれるコロニーをつくり,照葉樹林に大きな影響を与えている。カワウはかつて生息していなかったのか。1980年以前の情報は少ないが,文献調査などから,カワウの生息の変遷と人との軋轢を探った。
照葉樹林に生育する不嗜好植物クリンソウに対するニホンジカの採食
前迫ゆり
奈良植物研究大会   2018年4月25日   奈良植物研究会
断片化した植物集団の遺伝的地域性と多様性保全
日本生態学会大会   2018年3月14日   日本生態学会大会
フィールド研究と遺伝子情報を融合した研究によって,近年,植物集団の興味深い挙動が明らかにされている。たとえば,地史的時間のなかで植物あるいは植物集団がどのような変遷をたどってきたのかといった研究は,過去から現在に至る壮大な自然史に光をあてるとともに,現在の生態系がいかに危うい状況にあるのかについても示唆している。それらは,われわれが考えるべき種レベルおよび個体群から群集レベルの保全に関する重要な視座とリンクしている。
ヤマアカガエルとニホンアカガエルの行動比較
志知祐介・前迫ゆり
地域自然史と保全 研究大会   2018年3月4日   ニホンアカガエル(日本固有種,絶滅危惧種Ⅱ類・大阪)とヤマアカガエル(絶滅危惧種Ⅱ類・大阪)の行動を明らかにするため,背中に反射板を縫い付けて,GPSをもって2017年8月と9月に24時間連続追跡調査を行った。その結果,前者は最大時速4.7km/ 時,後者は最大時速8.3km/ 時であった。また,行動範囲は半径25m程度のエリアにおいて,採食を1-2回のみ行った。直接観察によって生態情報の少ない両種に,有効な行動の特徴を捉えることができた。

所属学協会

 
国際植生学会 , 日本生態学会 , 植生学会 , 社叢学会 , 関西自然保護機構 (地域自然史と保全・研究雑誌発刊) , 紀伊半島研究会 , 奈良植物研究会 , Landscape and Ecological Engineering , 日本景観生態学会 , 野生生物と社会 , 日本植物学会 , British Ecological Society

Works

 
特別天然記念物・世界遺産春日山原始林における照葉樹林と食植者ニホンジカの相互作用に関する総合研究 Pro Natura Fundおよび住友財団環境研究助成 (研究代表)
その他   2001年
古都奈良とその周辺における自然、人文景観の変遷、保全に関する研究(I)(奈良女子大学プロジェクト)研究)
その他   1999年
春日山原始林に成立する照葉樹林とニホンジカの相互作用に関する研究(関西自然保護機構助成研究)
その他   1999年
御蔵島原生自然域の植生学的研究
その他   1994年
西太平洋温帯島嶼における海岸植生の研究
その他   1992年

競争的資金等の研究課題

 
【刊行物名称】シカの脅威と森の未来-シカ柵による植生保全の効果と限界-
研究期間: 2015年 - 2015年    代表者: 前迫 ゆり
シカ高密度生息地における森林の不可逆的変化と多様性再生プロセスに関する生態研究
研究期間: 2015年4月 - 2018年3月    代表者: 前迫 ゆり
長期的シカ生息域における照葉樹林の生物多様性再生と外来種拡散に関する研究
研究期間: 2011年4月 - 2015年3月
照葉樹林の植生動態に対するシカと外来植物の影響と生物多様性保全に関する研究
研究期間: 2007年 - 2009年
世界遺産春日山原始林における移入種の分布拡大と植生景観の変遷・保全に関する研究
研究期間: 2003年 - 2005年