日本の女性研究者

ジェンダー

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野口芳子

 
アバター
研究者氏名野口芳子
 
ノグチ ヨシコ
URLhttp://www.mukogawa-u.ac.jp/~noguchiy/academic.html
所属梅花女子大学大学院
部署子ども学科
職名教授
学位文学博士(Ph.D)(マールブルク大学), 文学修士(関西学院大学)
その他の所属武庫川女子大学

プロフィール

2016年3月に武庫川女子大学を定年退職して名誉教授になりました。2017年4月から梅花女子大学大学院児童文学研究科の教授に就任しました。2016年1月から日本ジェンダー学会会長を務めています。専門はヨーロッパ民俗文化学でとくにグリム童話を中心とするドイツ伝承文学を民俗学、社会学、文学、歴史学、法学、ジェンダー学など多角的視点から学際的に研究しています。Dr.der Philosophie(文学博士号)はドイツ・マールブルク大学ヨーロッパ民俗文化学でI.Weber=Kellemann教授の下で博士論文『日本におけるグリム童話の受容』(Rezeption der Kinder- und Hausmärchen der Brüder Grimm)を提出し1977年に取得しました。伝承文学のなかのメタファーには西洋中世、近世、近代における価値観が秘められており、現在の固定観念が覆される発想に出会います。その謎に挑む学生の論文指導を楽しんでいます。『卒論を楽しもう―グリム童話で書く人文科学系卒論』を2012年に、『グリム童話のメタファー―固定観念を覆す解釈』を2016年に出版しました。いずれもこれまでの思い込みを覆す面白い本です。2012年グリム童話出版200年祭ではドイツ・グリム兄弟協会で講演、東洋大学シンポジウムで発表、武庫川女子大学では講演会を企画しました。研究と教育の両方を楽しみ、ジェンダー学を取り入れた論文や著書を多数発表しています。講義をするのが大好きなので、講演会依頼にも積極的に応じている元気なグリム研究者です。

研究キーワード

 
グリム兄弟、メルヒェン、昔話、伝説、童話、子ども、ジェンダー、母親像、父親像、家族、魔女、魔女裁判、メタファー、慣習法、児童文学

研究分野

 
  • 文学 / ヨーロッパ文学(英文学を除く) / 児童文学
  • 社会学 / 社会学 / 
  • ジェンダー / ジェンダー / 

経歴

 
2017年4月
 - 
現在
梅花女子大学大学院 文学研究科児童文学専攻 教授
 
1998年4月
 - 
2016年3月
武庫川女子大学 教授
 
1990年4月
 - 
1998年3月
武庫川女子大学 助教授
 
1983年4月
 - 
1990年3月
武庫川女子大学 専任講師
 

学歴

 
1974年10月
 - 
1977年12月
マールブルク大学大学院 社会学(Gesellschaftswissenschaft) ヨーロッパ民俗文化学(Europäische Ethnologie)
 
1972年4月
 - 
1974年3月
関西学院大学大学院 文学部 ドイツ文学研究科
 
 
 - 
1972年
関西学院大学 文学部 ドイツ文学
 

委員歴

 
1997年
 - 
現在
日本ジェンダー学会  常任理事 会長(2016~)
 
1991年
 - 
現在
日本昔話学会  委員、大会実行委員長(2010)
 
2013年11月
 - 
2015年3月
日本学術振興会  科研費審査委員
 

受賞

 
2014年10月
日本学術振興会 野口芳子 科研費審査委員(優秀)として表彰
 

論文

 
幕末にヤーコプ・グリムを訪問した日本人について 
野口芳子
昔話ー研究と資料   (44) 103-117   2016年3月   [査読有り]
『RŌMAJI ZASSHI』に邦訳されたグリム童話について―日本初のグリム童話邦訳をローマ字で訳出した訳者について―
野口芳子
武庫川女子大学紀要ー人文・社会科学編   (63) 1-12   2016年3月   [査読有り]
ヴィクトリア朝英国の影響を受けた日本のグリム童話
野口芳子
ファブラ   56(1/2) 67-78   2015年11月   [査読有り]
『ドイツ伝説集』における父親像と母親像
野口芳子
日本ジェンダー研究   (17) 13-24   2014年8月   [査読有り]
白雪姫の固定観念を覆す―グリム童話のジェンダー学的解釈
野口芳子
日本ジェンダー研究   (15) 27-41   2012年9月   [査読有り]
グリム童話のおける7の数字について―不運な7の出現を巡って
野口芳子
ドイツ文学論攷   53 7-29   2011年12月   [査読有り]
「シンデレラ」の固定観念を覆す―ジェンダー学的観点からのグリム童話解釈―
野口芳子
武庫川女子大学紀要、人文・社会科学編   58 1-11   2011年3月   [査読有り]
イギリスの影響を受けた日本のグリム童話―最初の邦訳本と英語教科書を中心に―
野口芳子
昔話―研究と資料   (38) 22-35   2010年3月   [査読有り]
「いばら姫」の固定観念を覆すージェンダー社会学的観点からー
野口芳子
日本独文学会研究叢書「グリム・メルヒェン研究ーその多様なアプローチ」   (50) 28-38   2007年10月   [査読有り]
伝承文学の中の魔女像
野口芳子
日本ジェンダー研究   (8号) 1-12   2005年9月   [査読有り]
メルヒェンの本質について(訳)
野口芳子
KGゲルマニスティック 関西学院大学 ドイツ文学科研究年報   (6+7合併号) 51-78   2003年
魔女狩りの犠牲者
野口芳子
日本ジェンダー研究   (2号) 1-15   1999年   [査読有り]
「魔女」についての考察-グリム童話と魔女狩りをめぐって
野口芳子
ユリイカ   (4号) 136-143   1999年   [招待有り]
グリム童話のなかの悪人像-継母と魔女の描出を中心に-
野口芳子
武庫川女性学研究   (2) 17-32   1997年
グリムのメルヒェンと魔女-魔女狩りの史実を現据えて-
野口芳子
ドイツ文学語学研究(関西学院大学)   (36号) 91-104   1996年
グリムのメルヒェンと明治の家父長制
野口芳子
武庫川女性学研究   (1) 21-30   1996年   [査読有り]
メルヒェンの世界のハッピーエンド
野口芳子
フェミーナ(豊中市女性問題研究誌)   (10) 16-20   1996年
グリム童話における女性像(ドイツ語論文 Das Frauenbild im Märchen der Brüder Grimm)
Yoshiko Noguchi
Protokoll(Hrsg.v.Goethe-Institut Kansai)   13 81-94   1996年
家父長制の象徴のクリスマスツリー
野口芳子
Mukogawa Literary Review   (31) 95-100   1995年
グリムの「いばら姫」の異型をめぐって
野口芳子
武庫川女子大学紀要 人文・社会科学編   41巻 25-32   1994年
グリムのメルヒェンにおける女性像と男性像
野口芳子
グリム研究   (3) 3-15   1994年   [査読有り]
グリムのメルヒェンにおける女性像
野口芳子
武庫川女子大学紀要(人文・社会科学)   39巻 9-16   1992年
グリムとアルニムのメルヒェン論争
野口芳子
ドイツ文学   86号 85-95   1991年   [査読有り]
グリムのメルヒェンにおける継母について
野口芳子
武庫川女子大学紀要,英米文学科編   36巻 29-38   1989年
グリムの「かえるの王様」について
野口芳子
武庫川女子大学紀要.英米文学科編   34巻 85-91   1987年3月
グリム兄弟の民族文学(Volkspoesie)の概念について
野口芳子
武庫川女子大学紀要 英米文学科編 第31集   31巻 51-60   1983年1月
民族童話と創作童話(ドイツ語論文 Volksmärchen und Kunstmärchen)
野口芳子
ドイツ文学   67 83-92   1981年   [査読有り]
グリムのMärchenの最初の日本語訳とその訳者、管了法について
野口芳子
ドイツ文学論攷   (21) 1-19   1979年12月   [査読有り]
日本におけるグリム童話の受容(ドイツ語博士論文 マールブルク大学提出)Rezeption der Kinder-und Hausmärchen der Brüder Grimm in Japan. Diss.Universität Marburg, Doktor der Philosophie)
野口芳子
マールブルク大學、西ドイツ 博士論文   1-284   1977年12月   [査読有り]
Märchen研究の新しい方向について
野口芳子
獨逸文学研究(関西学院大学)   (18) 1-20   1977年   [査読有り]
メルヒェンの真価について(Der wahre Wert des Märchens)ドイツ語論文
野口芳子
   1974年
Der wahre Wert des Märchens
Yoshiko Noguchi
Magisterarbeit,Kwansei Gakuin Universität      1974年

Misc

 
A Subversive View of Conventional Ideas about ‘Cinderella’ ―A Study of Grimms' Fairy Tales from the Perspective of Gender Studies
Yoshiko Noguchi
Bull. Mukogawa Women's Univ. Humanities and Social Sci.,(Bulletin of Universities and Institutes、2011)58/,1-11   58 1-11   2011年
Japanese Translations of Grimm’s Fairy Tales Influenced by English Translations ―Focusing on Early Translations and English Textbooks in the Meiji Era-
Yoshiko Noguchi
Folktales-Studies and Materials   (no.38) 22-35   2010年
Challenging Conventional Ideas about "The Sleeping Beauty"- from the Aspect of Gender Studies-
Yoshiko Noguchi
Research Series of the Japanese Society for German Literature   (No.050) 28-38   2007年
The Images of Witches in the Legendary Literature
Yoshiko Noguchi
Journal of Gender Studies Japan   8    2005年
The True Value of Fairy Tales(Translation from German into Japanese)
Yoshiko Noguchi
KG GERMANISTIK   (6+7合冊) 51-78   2003年

書籍等出版物

 
グリム童話と表象文化
野口芳子 (担当:共著, 範囲:幕末にヤーコプ・グリムを訪問した日本人について)
勉誠出版   2017年7月   
グリム童話のメタファー
野口芳子
勁草書房   2016年8月   
カラー図説 グリムへの扉
野口芳子 (担当:共著, 範囲:明治期におけるグリム童話の翻訳と受容)
勉誠出版   2015年5月   
グリム童話とドイツ伝説集における父親像と母親像
野口芳子 (担当:編者, 範囲:グリム童話全体における父親像と母親像)
日本独文学会   2014年10月   
『グリムと民間伝承―東西民話研究の地平』
野口芳子 (担当:共著, 範囲:グリム童話における7の数字について)
麻生出版   2013年7月   

講演・口頭発表等

 
グリム童話のなかの魔女 [招待有り]
野口芳子
説話伝承学会   2016年11月12日   
ヴィクトリア朝英国の影響を受けた日本のグリム童話
野口芳子
国際口承文芸学会大会   2013年6月29日   
グリム童話に出現する7の数字についてー不吉な7の出現を巡って [招待有り]
野口芳子
カッセル/グリム兄弟協会年大会   2012年9月7日   
グリム童話とジェンダー [招待有り]
野口芳子の野口 芳子
後期ヴィクトリア朝イギリスにおけるマスキュリニティと友愛の政治学(科研基礎研究B:21320057研究会)   2012年1月   
7と13の固定観念を覆す―グリム童話における7と13の数字を中心に
阪神ドイツ文学会大会   2010年   
グリム童話―固定観念を覆す解釈―KHM21「灰かぶり」を中心に
イギリス児童文学会西日本支部大会   2010年   
イギリスの影響を受けた日本のグリム童話ー最初の英訳本と英語教科書を中心に
日本昔話学会   2009年   
「いばら姫」の固定観念を覆すージェンダー社会学的観点からー
日本独文学会秋季研究発表会    2006年   

担当経験のある科目

 
  • 児童文学研究演習(ドイツ語圏) (梅花女子大学大学院)
  • 児童文特殊講義(ドイツ語圏) (梅花女子大学大学院)
  • 欧米の文化(日欧米比較文化) (武庫川女子大学)
  • ドイツ語Ⅳ(読本) (関西学院大学)
  • ドイツ語Ⅲ(会話) (武庫川女子大学)

所属学協会

 
国際口承文芸学会 , 日本独文学会 , 阪神ドイツ文学会 , 日本昔話学会 , ドイツグリム協会(Brüder Grimm Gesellschaft,Kassel) , 日本ジェンダー学会 , 日本女性学会

競争的資金等の研究課題

 
グリム童話を中心とするドイツ伝承文学におけるジェンダー
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2012年4月 - 2015年3月    代表者: 野口芳子
グリム童話の固定観念を覆す解釈ージェンダー学の視点から
武庫川女子大学: 出版補助制度
研究期間: 2011年4月 - 2012年3月    代表者: 野口芳子
魔女とジェンダー
国際交流基金: 文化人招聘(国際会議等)事業
研究期間: 2004年9月 - 2005年9月    代表者: 野口芳子