日本の女性研究者

ジェンダー

研究者リスト >> 橋本 紀子
 

橋本 紀子

 
アバター
研究者氏名橋本 紀子
 
ハシモト ノリコ
所属女子栄養大学
部署栄養学部
職名名誉教授
学位修士(東北大学大学院), 修士(東京大学大学院), 博士(社第24号)(一橋大学)
その他の所属女子栄養大学栄養科学研究所

プロフィール

研究当初は、教育学・教育史の観点から日本の女性の自己形成史や男女共学制の史的研究を行う。一方、民間教育史料研究会の一員として、常民の生きられた歴史に注目する教育の社会史調査に加わり、人々の生きられた歴史、特に女性たちの関わった労働や産育・保育運動の歴史を跡づける仕事の一端を担った。後半は職場が栄養学部保健学科だったために、ジェンダー・セクシュアリティに関する研究調査と教育に携わった。現在は国際的視野から日本の性教育を問題にする。主な、著書に『男女共学制の史的研究』大月書店,1992、『フィンランドのジェンダー・セクシュアリティと教育』明石書店、2006、『青年の社会的自立と教育』共編著、大月書店、2011、『教科書にみる世界の性教育』共編著、かもがわ出版、2018等多数。

研究分野

 
  • ジェンダー / ジェンダー / 
  • 教育学 / 教育学 / 
  • 教育学 / 教育社会学 / 

経歴

 
2016年4月
 - 
現在
女子栄養大学 栄養学部 名誉教授
 
1997年4月
 - 
2016年3月
女子栄養大学大学院 栄養学研究科 保健学専攻博士後期課程 委員会
 
1995年4月
 - 
2016年3月
女子栄養大学大学院 栄養学研究科 保健学専攻修士課程 委員会
 
2011年1月
 - 
2014年12月
女子栄養大学 図書館 館長
 
2007年4月
 - 
2011年3月
女子栄養大学大学院 栄養学研究科 保健学専攻 主任
 

学歴

 
 
 - 
1970年3月
東北大学大学院 教育学研究科 
 
 
 - 
1973年3月
東京大学大学院 教育学系研究科 
 
 
 - 
1978年3月
東京大学大学院 教育学系研究科 
 
 
 - 
1968年3月
東北大学 教育学部 
 

委員歴

 
2003年1月
 - 
2005年12月
日本学術振興会  科学研究費委員会専門委員
 
2008年1月
 - 
2009年12月
日本学術振興会  特別研究員等審査委員
 
2012年7月
 - 
2013年6月
日本学術振興会  特別研究員等審査会委員
 

論文

 
日本の学校教育とジェンダー・セクシュアリティの形成
橋本 紀子
JASE 『現代性教育研究ジャーナル』   (76) 1-9   2017年7月   [招待有り]
School education and development of gender perspectives and sexality in Japan
橋本 紀子、艮香織、森岡真梨、茂木暉順、田中和江、田代美江子、井上恵美子、池谷壽夫、関口久志、丸井淑美、澤村文香
Sex Education   17(4) 386-398   2017年5月   [査読有り]
ジェンダー・セクシュアリティと教育ー海外の性教育関連教科書から日本の性教育を見直すー
橋本 紀子
女子栄養大学紀要   (46) 27-39   2015年12月   [査読有り]
海外の性教育関連教科書と教育課程における性教育の位置
橋本 紀子
ジェンダー・セクシュアリティと教育 民主教育研究所年報2014   (15) 55-65   2015年6月   [査読有り]
ジェンダー・セクシュアリティの視点から見た海外の教科書ードイツの中等学校における性教育関連の教科書を中心にー
橋本 紀子
教育学研究室紀要 女子栄養大学教育学研究室   (12) 85-93   2015年5月   [査読有り]

Misc

 
わが国の戦時下の教育科学運動における「教育科学」の実態(1)-保育問題研究会を中心に-
女子栄養大学紀要   (25)    1931年12月   [査読有り]
1936年創設の保育問題研究会の組織と活動を分析することによって、戦時下の日本の「教育科学」の実態とその質の一側面を考察したもの。
明治期高等女学校に於ける期待される女性像の変遷
研究室紀要   (2)    1975年10月   [査読有り]
明治期に文部当局者が期待した女性像の変遷を高等女学校の修身教科書を中心に分析・考察。
戦前日本の女子高等教育要求と制度思想-男女共学か別学かをめぐって-
教育学研究   43(3)    1976年9月   [査読有り]
戦前の女子高等教育要求は、女子特有の大学すなわち女子大学の創設の方向と男子大学の解放すなわち男女共学の2つの方向ですすめられた。これらの議論と要求運動の実態と性格について分析・考察。
フィンランドの乳幼児教育
教育   (394)    1981年2月
保育園、保育ママ、プレイグラウンドを公的保育活動の3本柱にするフィンランドの保育制度の紹介。
1930年代日本の男女共学論と共学制度実現運動
教育学研究   49(3)    1982年9月
1930年代日本の男女共学論は、人格の円満な発達を目標に、主に中等教育の共学を問題にしたが、その思想的背景には新教育思想と婦人解放思想があった。本編はこの時期の代表的共学論者であった小泉郁子の共学論と彼女の参加した男女共学問題研究会の活動に焦点をあてて考察している。

書籍等出版物

 
教科書にみる世界の性教育
橋本 紀子、池谷壽夫、田代美江子編 (担当:共編者, 範囲:フランスとフィンランドの章を担当)
かもがわ出版   2018年2月   
ハタチまでに知っておきたい性のこと 第2版(大幅改訂)
橋本 紀子,田代美江子、関口久志編 (担当:共編者, 範囲:第2章2節 諸外国と日本の性教育)
大月書店   2017年3月   
シリーズ 大学生の学びをつくる ハタチまでに知っておきたい性のこと
橋本紀子、田代美江子、関口久志編 (担当:共編者, 範囲:第2章2節 諸外国と日本)
大月書店   2014年4月   
本書は、主に大学生向けに、現代の若者に必須の「性」に関する事柄をさまざまな側面から取り上げている。性の権利として性教育・性の学習が生涯にわたって保障されることや、その前提にジェンダー平等と多様性の理解が不可欠であることが国際的には常識になっている。この視点から、日本の性に関する学習の水準を引き上げることが意図されている。
ジェンダー平等と教育の役割
ほるぷ出版   2011年8月   
執筆部分
こんなに違う! 世界の性教育
<U>橋本紀子</U>、池上清子、磯田厚子、他7名 (担当:共著)
メディアファクトリー   2011年4月   
本書は、日本を含め世界11カ国の性教育がどのように行われているか、それぞれの国の性文化や事情はどのように違っているかを明らかにしている。
執筆部分pp.59-76「第3章 フィンランド」,227-247「第11章 日本」
青年の社会的自立と教育―高度成長期日本における地域・学校・家族―
<U>橋本紀子</U>、木村 元、小林千枝子、中野新之祐、他6名 (担当:共著)
大月書店   2011年2月   
第Ⅱ部第1章は、農村部の事例として、秋田県の農村を取り上げ、1961年に中学を卒業した人たちの進路選択のあり方、学校の果たした役割などを、その後の生き方を含めて明らかにしている。
執筆部分 pp.3-7「序章第一節」、pp.15-17「序章第五節」、pp.89-121「第Ⅱ部第1章 農村社会における〈学校から職業社会への移行〉―秋田の「集団就職」」、pp.275-280「第Ⅳ部序」
ジェンダー視点から戦後史を読む
大月書店   2009年12月   
戦後、男女共学が施行されてから、小・中・高等学校における男女平等・ジェンダー平等はどの程度達成されたのかについて、教育課程・教育方法・進路指導などの視点から検討し、今後の課題を明らかにしたもの。
執筆部分「第2章 日本国憲法と教育基本法下のジェンダー平等教育」
女性差別撤廃条約の30年 教育分野の到達点と課題―学校教育を中心に―
ほるぷ出版   2009年8月   
女性差別撤廃条約が採択されてから30年後の教育分野における男女平等の到達点と課題を明らかにしたもの。
執筆部分
フィンランドの性教育 ―学校と社会の両面から
金子書房   2008年7月   
フィンランドの性教育について、教育課程における位置づけと地域での取り組みが組織的に機能していると分析している。執筆部分
フィンランドのジェンダー・セクシュアリティと教育
明石書店   2006年11月   
本書はフィンランドのジェンダー平等の達成度を統計資料にもとづいておさえた上で、学校と地域における両性の平等教育と性教育の取り組みや実践について、現地取材し教材の分析も含めて考察したもの。
現行第五条「男女共学」削除の意味するもの
国土社   2006年6月   
女性の非正規雇用者が5割を超えている現状での男女共学条項削除の意味について検討したもの。
執筆部分
なぜ、男女共学条項は削除されたのか
大月書店   2006年6月   
教育基本法「改正」案で男女共学条項が削除された理由について考察したもの。
執筆部分
新版 人間と性の教育 第1巻 性教育のあり方、展望―日本と世界、つながりひろがる
大月書店   2006年2月   
フィンランドの統合制学校と普通高校での健康教育、性教育について紹介したもの。
執筆部分「世界各国の性教育の取り組み 10.フィンランド」
なぜフィンランドの子どもたちは「学力」が高いか
教育科学研究会編・中嶋 博、佐藤 学、<U>橋本紀子</U> 他 (担当:共著)
国土社   2005年10月   
フィンランドの女子生徒の高い学力を生み出している社会的要因を分析したもの。
執筆部分 「フィンランドの女子生徒の『読解力』の高さとその背景」
ジェンダーフリー・性教育バッシング ここが知りたい50のQ&A
浅井春夫、北村邦夫、<U>橋本紀子</U>、村瀬幸浩編著。 (担当:共著)
大月書店   2003年12月   
ジェンダーフリーと性教育に関するさまざまな疑問や批判に答えると同時に性教育に関する国際的動向と情報を提供しているもの。
Women & Men in Japan 日本のジェンダー統計 No.2(日本語版・英語版)
橋本紀子、池田靖子編、他5名 (担当:共著)
民主教育研究所   2003年8月   
日本の両性のおかれた状況を人口、家族および世帯、労働・賃金、教育、育児、年金・介護、暴力・犯罪。政治・社会への参画の側面から統計的に明らかにしたもの。平成13年発行の改訂版。
いま、なぜ教育基本法の改正か
教育科学研究会・田沼 朗、野々垣務、三上昭彦編 (担当:共著)
国土社   2003年8月   
教育基本法第五条男女共学の成立経過と条文の意図について解説したもの。
執筆部分「第Ⅲ章キーワードで読む教育基本法 第五条(男女共学)」
ジェンダーと教育の歴史
<U>橋本紀子</U>、逸見勝亮編著  他8名 (担当:共著)
川島書店   2003年5月   
本書は両性の関係性を射程に入れたジェンダー視点から日本の各時代がかかえていた教育史的課題を明らかにしようとしたもので、10章からなる。
執筆部分「第6章 1920~30年代日本の成人教育としての産児調節運動」
オーストラリアリポート・オーストラリアの性産業
エイデル研究所   2002年10月   
同上、第4回。オーストラリアにおける性産業をめぐるこれまでの変化と現状を分析。
執筆部分
オーストラリアリポート・実践的スキルを入れた予防教育
エイデル研究所   2002年7月   
同上、第3回。ドラッグの現状と予防教育、HIV/AIDS教育、地域を想定してのヘルス・プロモーションの戦略づくりなどについての紹介。
執筆部分
オーストラリアリポート・多様な人間存在の承認
エイデル研究所   2002年4月   
同上、第2回。性教育におけるイギリスの影響と教材センター、家族計画協会とそこで入手した教材の紹介。
執筆部分
オーストラリアリポート・性をめぐる文化と環境の違い
エイデル研究所   2002年1月   
西オーストラリア・パースにあるカーティン工科大学駐在中に見聞した性や性教育に関する紹介。第1回目は高校での性教育実践について。
執筆部分
Women & Men in Japan 日本のジェンダー統計(日本語版・英語版)
橋本紀子、池田靖子編、他4名 (担当:共著)
民主教育研究所   2001年6月   
日本の両性のおかれた状況を人口、家族および世帯、労働・賃金、教育、育児、年金・介護、暴力・犯罪。政治・社会への参画の側面から統計的に明らかにしたもの。
ジェンダー・フリーの絵本
橋本紀子、村瀬幸浩、朴木佳緒留 他4名。 (担当:共著, 範囲:2巻『生きるってすてき』)
大月書店   2001年1月   
両性の平等をすすめるための教材として、生活や労働、歴史、国際間のジェンダー問題をとりあげ、小・中学生むけに作成したもの。
両性の平等と学校教育
村瀬幸浩と共編著。 (担当:共著)
東研出版   1999年1月   
両性の平等の視点から行われたさまざまな教科の授業実践と教科外の領域での取組を小中高別に例示したもの。附属資料としてジェンダー問題に関するQ&Aと用語解説を掲載。
親と教師のための覚せい剤問題入門
合同出版   1997年10月   
本書は覚せい剤問題を中心に二度にわたって行われたシンポジウムでの、シンポジスト、参加者の発言を改めて原稿化し、必要な資料を掲載して一書にまとめたもの。
教育科学の誕生
民間教育史料研究会・中内敏夫、田嶋 一、橋本紀子編 (担当:共著, 範囲:「第Ⅱ部 第2章 1,1930-40年当時の秋田県の社会史的背景」「第Ⅱ部 第2章 2,系譜の異なる支部の存在とその活動」「第Ⅲ部 本部における実践の展開」)
大月書店   1997年1月   
教育科学が、いつ、だれを担い手として、どのようなかたちで姿を現したのかということを、社会史、全体史的な方法で対象にアプローチすることにより、明らかにすることをめざしたもの。
ジェンダーフリー教育
教育開発研究所所収   1996年12月   
近年注目され出したジェンダー・フリー教育の内容をこれまでの男女平等教育と比較しつつ分析・紹介し、今後の課題を明らかにしようとしたもの。
養護教諭の生きるティーム・ティーチング
実践講座   1996年   
性教育の授業を行う際、養護教諭が自分の専門性をいかしてどのようにティーム・ティーチングを行うかを実践に基づいて検討したもの。
新教育学講義
川口幸宏、橋本紀子 他8名 (担当:共著, 範囲:異文化間共生の教育課題)
八千代出版   1995年5月   
グローバルな社会の中で必要とされる異文化理解の力をどのように形成するかについて考察したもの。
性の授業-主要展開 例・小学校編
村瀬幸浩 (担当:共著)
大月書店   1993年6月   
性教育のうち比較的とりあつかいにくいテーマを実際の小・中学校で実践してもらい、それを指導案、授業記録、教材、資料なども含めて例示したもの。
性の授業-主要展開 例・中学校編
村瀬幸浩 (担当:共著)
大月書店   1993年6月   
性教育のうち比較的とりあつかいにくいテーマを実際の小・中学校で実践してもらい、それを指導案、授業記録、教材、資料なども含めて例示したもの。
男女共学制の史的研究
大月書店   1992年5月   
本書は日本における男女共学制の成立とその発展の様相の史的解明を試みたもの。                  尚これは一橋大学に提出した学位論文である。
女子職業教育の要求と教師
東京法令   1991年7月   
第二次世界大戦前の女子の職業教育の実態とそこでの教師の養成ルートを考察したもの。これらの教師の一部も戦後の新制中学校の教師となった。「中学校教師の歴史」シリーズの一つとして執筆。
『社会と文化』親と教師のための思春期学
村瀬孝雄、三橋 修、横山光司、橋本紀子 他13名 (担当:共著, 範囲:制度としての男女共学と人々の男女観の変遷)
情報開発研究所   1988年9月   
第二次大戦後に採用されたわが国の男女共学制度は思春期の子どもたちの環境の一大要素になったと同時に、そこで教育された子どもたちも含めて国民の男女観に大きな影響を与えてきたことを考察。
性教育を創る
田中秀家、松本徳重、笹川麗子、中内恭子、橋本紀子 他 (担当:共著, 範囲:「序 人間関係教育としての性教育」「3章 2、こころ」「4章 性と社会1~5」)
大月書店   1988年5月   
現代性科学研究会の6年にわたる共同研究の成果。「はしがき」と「序」で人間関係教育としての性教育の意義と学校でそれを普及させるためのテキスト作りの重要性について強調。3章では、大人になりかかっている子どもたちのこころの変化について、4章では、人間的自立と職業について、男女も含めたさまざまな人間の存在、結婚、職業と現代の社会、いろいろな家族とその暮らし方などについて記述。
『保育の思想』日本保育幼児教育体系
太田素子、木下比呂美、木下龍太郎、橋本紀子 他9名 (担当:共訳, 範囲:女性の自立と子育て)
労働旬報社   1987年11月   
1920~30年代の日本の女性の労働と保育をめぐる問題に関する考察。とりわけ労働婦人と新中間層の女性も含まれる職業婦人に即して分析考察した。
大学生講座PART3就職術
野際秋介、土屋基規、村越洋子 他 (担当:共著, 範囲:就職をめぐる女子学生のあゆみ)
大月書店   1985年7月   
1950~60年代の女子学生の就職動向と70~80年代のそれとの比較。特に女子学生の職業意識などと、使用者側の意識の変化、大学の大衆化のともなう職種の広がりなどに注目して分析。
『人間と人間たち』訳言題"IHMINEN JA IHMSIA"Vuokko Osterluna著(フィンランド語)
群羊社   1985年1月   
フィンランドの小学校の低学年で人間関係教育のための副読本として使用されているもの。地球上には人種、性別、障害の有無などさまざまな違いをもつ人間が共存しているということを科学的、人間的な論理で構成している。性についても、人間教育の一貫として、他の人間への理解と協調を前提として教えている。
教育の世紀社の総合的研究
中内敏夫、田嶋一、上野造道 他 (担当:共著, 範囲:「野口援太郎の生活史」「姫路師範学校の経営とその卒業生の生活史」「青年教育者同志会と兄弟愛道場」「職業婦人社」)
一光社   1984年10月   
民間教育史料研究会の10年にわたる共同研究の成果。日本の1920年代の新教育を代表する「教育の世紀社」に焦点をあて、その実験学校であった児童の村小学校と社の同人達が関係した諸運動を総合的に分析することにより、そのような思想と運動を見出しせしめた1920~30年代の日本の社会構造と新学校の関係を明らかにしようとしたもの。
「現代の学校・学級づくりと教育評価」講座現代教育と評価
田嶋一、中内敏夫、四方修吉 他 (担当:共著, 範囲:戦後の相対評価の導入と学校・学級編)
日本標準   1984年10月   
第二次大戦前の絶対評価に代わって導入された戦後の相対評価は、どのような問題を学校、学級経営にもたらしたか。とりわけ、戦後の通信簿と学習指導要録の関係について注目、考察したもの。
日本における男女平等教育への歩み
労働旬報社   1984年2月   
明治維新以降のわが国の男女平等教育への歩みを女子の高等教育や男女共学要求とその実施過程に焦点をあてて概観したもの。
民衆のカリキュラム学校のカリキュラム 産育と教育の社会史
鶴見和子、庄司和晃、中内敏夫 他 (担当:共著, 範囲:性意識と性教材の社会史)
新評論   1983年9月   
19世紀後半まで存在した武士、農民、町人ごとの性意識と性教材を分析し、それが日本資本主義の発達と共に20世紀前半にはどのような変容をとげていったかを社会史の観点から捉えようとしたもの。
北欧における「男女の役割論争」と乳幼児保育
草土文化   1982年9月   
1960年代の男女の役割論争が70年代の北欧の乳幼児保育制度の改善に大きな影響を与えたことについて考察。
女性の自立と子どもの発達
1年半のフィンランド滞在中に収集した資料をもとに、北欧に於ける1960年代の男女の役割論争と70年代以降の労働と家庭生活の調和に関する施策を紹介。とりわけ、女子の経済的自立と保育制度の重点をあわせて考察している。
群洋社   1982年3月   
婦人差別撤廃条約と教育
労働教育センター   1981年1月   
1979年に国連で採択された婦人差別撤廃条約の批准のために教育分野では家庭科の男女共学が必須となったが、それだけにとどまらない教育における男女差別の実態の洗い出しとその是正の必要性を主張したもの。
働く女性は子どもの食意識をどう変えたか-北欧で-
家政教育社   1980年10月   
1960~70年代に女性の労働者が急増した北欧フィンランド社会で、子どもたちの食意識はどのように変わったかを考察。
戦前の女子高等教育と婦人研究者の実態
校倉書房   1977年3月   
戦前の不十分な女子高等教育制度下で、婦人研究者の要請ルートにはどのようなものがあったかについて考察。
『学力の思想』講座 日本の学力
中内敏夫、三井大相、上野造道他 (担当:共著, 範囲:近代日本における婦人運動と学力像)
日本標準   1975年5月   
第二次大戦前の家事裁縫科の成立の意義及び1920~30年代日本の婦人運動が提起した「家事教育」への内容批判と改革の試みについて考察したもの。
仕事・職場 講座現代 女の一生
高橋展子、干刈あがた、落合恵子、<U>橋本紀子</U> 他9名 (担当:共著, 範囲:北欧の働く女性たち)
岩波書店   
週休2日制や男性もとれる育児休暇制度などが採用されている北欧の働く女性たちについて日本との比較を含めて紹介。

講演・口頭発表等

 
マーガレット・サンガー主幹“BIRTH CONTROL REVIEW”にみられる日本の産児調節運動
日本教育学会第61回大会   2002年8月   
マーガレット・サンガー主幹の「産児調節評論」に掲載された記事から、1920年代~30年代にかけて日本では、どのような産児調節運動が展開され、海外にどのような発信の仕方をしていたかを分析している。
ジェンダーと教育
<U>橋本紀子</U>、田代美江子、森政淳子、他
日本教育学会第63回大会   2004年8月   
日本教育学会課題研究「ジェンダーと教育研究委員会」の2年間にわたる研究成果。当日、報告集「ジェンダーと教育」を配布。
日本のジェンダー平等と性教育をめぐる今日的争点 ―教育基本法「改正」論議の背景にあるもの
日本教育法学会第35回定期総会   2005年5月   
教育基本法の改正案中、唯一削除となった第5条男女共学条項について、その理由を現在の日本のジェンダー平等と性教育をめぐる論争点を検討しながら明らかにしようとした報告。
Provision of sex education at secondary schools in Japan (日本の中学校における性教育の実態)
田代美江子、艮 香織、茂木輝順、<U>橋本紀子</U>、他
第3回 アジア性教育学術会議   2007年8月   
橋本代表の科学研究費補助金による研究「10代の性感染症急増下の日本における性教育の実態と課題に関する研究」の一環として行われた、全国の国公私立中学校5200校に対する学校における性教育の実態調査に関する経過的報告。
A SURVEY ON THE OPINIONS AND REQUESTS OF PARENTS FOR THE CHILDREN'S SEXUALITY EDUCATION AT SECONDARY SCHOOL IN JAPAN
鈴木幸子、渡部真奈美、<U>橋本紀子</U>、広瀬裕子、他
第39回APACPH   2007年11月   
「4」と同じ科研費研究で行った、保護者の性教育に対する意見および意識調査に関する報告。

所属学協会

 
日本教育学会 , 教育史学会 , 日本思春期学会

Works

 
子どものジェンダー平等意識形成と学校に関する総合的研究~戦後男女共学制の総括~
井谷惠子、田代美江子、井上惠美子、木村浩則、茂木輝順、艮香織、森岡真梨との共著。   その他   2012年3月
本書は、戦後採用された高校の男女共学制が子どものジェンダー平等意識形成に、どのような影響を与えたかを、史資料調査、世代別インタビュー調査にもとづいて歴史的に分析。さらに、学校参与観察や質問紙による高校生・大学生への意識調査にもとづいた分析を収録したもの。
科研費基盤研究(B) 課題番号21330183の報告書
ジェンダー視点から見た中学・高校教科書の現状とその課題
高島美和、田中和江、佐川愛子、茂木輝順、小宮明彦との共著。   その他   2012年
日本の中学・高校の英語、公民、保健・家庭科の教科書をジェンダー視点から分析。
翻  訳『みんな大切!』 原題“Everyone is Special!”
<U>橋本紀子</U>、艮 香織、小宮明彦、杉田真衣、渡辺大輔との共訳   その他   2011年3月
オーストラリアの女教員会が、セクシュアル・マイノリティの生徒や教師たちの生の声を集め、彼等の人権を守る教育について考えさせるために作った手引き書。
日本の近現代教育史研究では女性と男性はどのように取り上げられてきたか—女子教育史研究からジェンダー/セクシュアリティの視座からの教育史研究へ—
その他   2009年
1970年代から現在までの、日本の近現代教育史研究をジェンダー視点からレビューし、女子の教育を対象とした女子教育史研究から「男女」を対象としたジェンダー/セクシュアリティの研究へと発展してきている状況を報告したもの。
翻  訳『フィンランドにおける性的ライフスタイルの変容』 原題 “Sexual Lifestyles in the Twentieth Century”Elina Haavio-Mnnila他
<U>橋本紀子</U>、小泉京子、小林由美、他との共訳   その他   2006年6月
20世紀に大きく変化したフィンランドの性文化を、自叙伝をもとに3世代に分類、科学的に考察したもの。

競争的資金等の研究課題

 
国際水準に基づく教科書・教員養成課程の分析および性教育プログラム開発に関する研究
日本学術振興会: 基盤研究(B)
研究期間: 2016年4月 - 2019年3月    代表者: 池谷 壽夫
<性>に関する教育の内容構成・教育課程とジェンダー平等意識・セクシュアリティ形成
日本学術振興会: 基盤研究(B)
研究期間: 2013年 - 2015年    代表者: 橋本紀子
子どものジェンダー平等形成と学校に関する総合的研究~戦後男女共学制の総括~
不明: 基盤研究(B)
研究期間: 2009年4月 - 2012年3月    代表者: 橋本紀子
10代の性感染症急増下の日本における性教育の実態と課題に関する研究
不明: 基盤研究(B)
研究期間: 2006年4月 - 2009年3月    代表者: 橋本紀子
男女共同参画社会における男女共学化、共修化の研究
不明: 基盤研究(B)(1)
研究期間: 2003年4月 - 2006年3月    代表者: 佐藤和夫
ジェンダー統計の新展開と関連データベースの構築
不明: 基盤研究(C)(1)
研究期間: 2001年4月 - 2005年3月    代表者: 伊藤陽一
両性の平等教育、性教育の国際比較研究と教材開発
ジェンダー/セクシュアリティと教育に関する研究